高島平団地に行ってた
朝から
銀行に生活費を振り込んだりもした
これで2月分は終わり
2月に給料が入ったら
それは全部
貯金に回せる
と言っても21万程度
それでも十分助かる
歩いて駅に向かう途中
スマホを忘れてきたことに気が付き
一度家に戻ろうかと
途中まで戻ったけども
面倒だし
どうせ時計しか見ないし
と思い直して
駅に向かった
でも
そういう時に限って
何かあったりして
連絡が取れなかったという事態に
なったらどうしようと思い直し
引き返したけど
大丈夫な気がしたので
再度思い直して
そのまま電車を乗り継いで
団地を見に行った
やっぱり良い
とても良い
何とも言えない良さがある
元実家も健在だった
ここから自分の人生が始まったんだなと
改めて自分の原点を感じることができた
屋上を眺めて見てたら
涙が出た
色んな思いがあふれてきてしまって
なんだか泣いた
ああああ懐かしい
あれもあった
こういうこともあった
あのときはこうだった
ああだった
こんなこと考えてたなとか
色んな頃の
自分が沢山見えた気がした
あの時のあの感情が
色々と相まって
とても懐かしく思い
何だか泣いてしまった
18年ほどこの団地に住んでた
本当にいろんな思い出が詰まってる
また帰っておいでと
言われたような気がする
自分の思い出が染み入っているような
声が詰まってて
聞こえるような
そんな居心地だった
団地の色を変えるのか
大規模な補修工事をしてて
ベランダ側に足場が作られてた
それも懐かしい
ああ全部
全部が愛おしい
どこにいっても
小さい頃や10代の自分がちらちらと
目の前を走り抜けているように思えた
どこを切り取っても
ここにいたんだっていう
あの頃の自分が見えた気がした
時空を超えて
過去の自分と交錯しているような
そんな感じ
当時の自分には見えなかったけど
こうして40代の自分が
当時もしかしたら
どこかにいたのかもしれないと
SFチックな考えだけど
そう感じたりしてた
時間が止まっている
元実家の高島平団地は
見た目も当時とは違うし
色々と変わった部分が多々あるけども
本質はあの頃と一緒
全然変わってない
地元はやっぱり良いな
ずーーーっと思い出に浸っていたかった
松坂屋ストアのようなところにも
立ち寄った
Dearミルクが売ってた
売ってたーーーー
思わず3つ買ってしまった
他にも新作のレモンや桃の蒸しパンとか
瀬戸風味とか
イワシが10匹300円で売ってた
それは買わなかったけど
買いたかった
あーーー買いたいものが買えた
それから中央商店街の
野菜売り場で
おおきな三浦大根と大量のレンコンを買った
とても安かった
レンコンの天ぷらを孤独なグルメで
食べてたのを見て
作って食べたくなったから
丁度良かった
小さい頃に通ってた
お医者さんとかにも立ち寄ったりして
本当に懐かしかった
タイムマシンのように
過去に戻れる
こういう場所が
あるのは幸せなことかもしれない
受験生必須アイテムなのか
それだけどこに行っても売ってなかった
珍来で
あんかけかたやきそばと
レバニラ丼と餃子を食べて
お腹いっぱいになった
そして高島平を後にした
また遊びに行きたくなった
有給で3月一杯は休む旨の
メールを送ったり
土日のバイトの書類を持って
17時ごろに実家にもどるべく家を出た
ちくわの天ぷらそばを
立ち食いそば屋で食べたかったけど
新宿駅の本店の方が
美味しいような気がしたので
そっちで食べようと
本店にはちくわの天ぷらそばは
売ってなかった
がっかり
実家近くのコンビニで
売ってたーーー
3つほど買ってしまった
それとリンゴを買って帰った
そんな感じで
曇天の寒空の下
団地巡りに行ってきて
たっぷりと癒された
気持ちが少し気が楽になった
気がする
あそこの空気も全部
とても良い
公衆トイレも
夢の中に出てきそうな
雰囲気のトイレだったけど
なんか懐かしかった気がした
羊屋さんがまだやってて驚いた
住んでいる人が羨ましい
自分も住んでみたい
直下型の大震災が来たら
ドミノ倒しのように
潰れてしまうかもしれないけど
思い出が全部詰まってるから
一緒にそのまま死んでも本望かもしれない
20代の頃から30代の前半までは
祖父がいた今の一戸建ての
自宅の方に住んでて
それはそれで沢山思い出もある
でも大学院を卒業してから
30代の前半まで
実家に生活費を
振り込まなくても良かったから
自分の生活費だけ稼げば良くて
内勤や土日のバイトだけで
月10万くらいで
十分生活できてた
ほとんど何もせずに
何も考えずに
警察官の公務員試験を受け続けて落ち続ける
毎日を送っていたように思う
それはそれで
高島平団地と違って
なつかしい
大学生から大学院生までの
時間も過ごしてて
色々あったしなつかしい
色あせない良い時間を過ごしてた
30代後半からは
実家に生活費を振り込まないといけなくなり
色んな意味で腹痛が始まった気がする
幼少期を過ごしたあの団地の
あの感じは
相当美化されているのかもしれないけども
色々嫌なことも
辛いこともあったけど
何だか本当に懐かしかった