9時半くらいに家を出た
母の入院する病院まで
二兄と30分ほど歩いて
電車に10分乗って
病院の入院手続きに使う
保証金10万円を銀行でおろして
病院に向かった
10万円
手に持っているだけで
テンションが上がるけど
とても怖い気持ちにもなった
10万円
もあい気持ちになった
病院の受付から入院手続きを済ませたら
お腹が痛くなった
家を出る前もトイレに行って出たけど
病院でもトイレに行って出した
主治医の先生から話を伺った
先生はとてもいい先生だった
直感でそう思った
二兄の空気を読まない話し方も
ちゃんと受け答えて
薬に関する疑問も全部簡潔に答えてた
1時間ほど話をした
てんかんの疑いがあるので
そっちの治療と
足が悪いのでリハビリをする
ってことで話がまとまり
透析も引き続き行う
血圧の薬は少しずつ試していく
転院は水曜日以降ってことになっているらしい
でも
転院せずこのまま
この病院で
入院して見てもらってても
良いような気もした
二兄はクリニックの出してた
血圧の薬のせいで
母が意識消失したこともあって
てんかんの薬は
ちょっと嫌がっていた
二兄は何でも自分が正しいと
思っている節があるので
なんだか疲れる
主治医の先生がそう診察しているのだから
その診療方針でいいじゃないかと思う
先生が何か話するたびに
口をはさんだりして
お前は何様なんだろうか
先生より頭が良いのかと思ったけど
めんどうくさいので放っておいた
クリニックの薬を処方してて
血圧が下がりすぎて
意識消失になったから
抵抗があったんだと思う
それはわかるけど
その病院の主治医の先生は
そのクリニックレベルの人じゃないと思う
自分は
安心して任せたいと思った
てんかんかーー
脳を見ただけで
それがわかるもんなんだなと
主治医の先生が母に出身地を聞いたら
アラスカと答えてたと言われて
きっと足利と言いたかったのかもしれないと
帰路に着いているときに
ふと思った
病院を出る前
母に一目会いますかと看護師さんに言われ
母に一目会った
面会はコロナがあるので
本当はダメなんだけど
一目会わせてくれた
駅弁を買ってきたから食べようと伝えたら
こっちを見てうなずいていた
涙が出てしまった
普通にあの日常が
とてもかけがえのない
貴重な瞬間だったんだなと思って
涙が出てしまった
病院に行く途中で
チェルシーの飴が販売終了した
って話を二兄がしてた
15時くらいに家に着いてから
保険会社に
保険金の資料請求の電話をした
必要なのは領収書のコピーで
転院したときは
転院先の領収書のコピーも必要とのことだった
どっちにしろ
請求した保険会社の書類と
退院してからもらえる領収書は
今は手に入らないので
今日はもうすることがなくなってしまった
くれよんしんちゃんを二兄が見てた
母のために買ってあった
駅弁は
2人で食べてしまった
クロワッサンも温めて食べてしまった
退院したときに
また買えば良いけど
なんとも
沈んだ気持ちになった
予定では今週中に今の病院を退院して
転院して別の行きつけの病院に
入院して来週中に経過観察をしてから
たぶん退院する
予定らしいけどまだわからない
話を聞く限りでは
今の病院でも良いような気もするけども
腎臓関係は転院先の方がよさそう
脳関係は今の病院がよさそう
うまくいかない
とにかく明日は
何もすることがない
自宅にもどるか
どうしようか
なにをしようか
魚を買うにしても
何を買うにしても
全部母が食べたいものを
買っていたので
母が入院中でいない今は
何を買っても意味がない
読みかけている太宰治の本でも
読もうかなと思った
母がいないベットを見ると
しんみりしてしまう