明け方に
足を延ばしたら右足のふくらはぎが
すごくツった
滅茶苦茶痛くて
叫び声が出なかった
1日中右足が痛かった
仕事は午前中で切り上げて
午後から早退
母の病院へ向かった
とても怖い
これから透析が始まる母は
もっと怖いだろうけど
なんだかもう
無性に死んでしまいたい
母も同じようなことを言ってた
病院に着いてから
母に会った
車いすに乗ってて
痩せてはいたけども
透析患者には見えなかった
首のシャントか何かが
赤黒なってて痛そうに見えた
透析自体は痛くないらしい
クリニックに向かっていくと
クリニックの入り口に急な坂があって
なんだかもう
不安で仕方なくなった
この坂を降りたり登ったりは
車いすだとだいぶ急な坂なんだけど
大丈夫なんだろうか
怪我したりしないだろうか
その透析クリニックは開業して1か月で
とても新しくて綺麗だし
スタッフも先生も
全員良さそうな人たちだった
でも母は不安で仕方ないみたいで
透析したくないと
ずっとぼやいてた
先生もそうですよねと言い
透析を始める人はみんなそうなんですと
色々な話をしてた
母はもう逃げ場のなくなった蝶のように
諦め半分で観念したのか
よろしくおねがいしますと
頭を下げてた
可哀想
最後はこういうことになるなんて
透析を迎えてしまうなんて
そんな母を支えてあげたいけども
自分に何ができるだろうか
グーグルのBardで聞いてみたら
母親の透析をサポートするための
ヒントをいくつか紹介します。
母親の透析について学びましょう。
透析とは何か、どのように機能するか、
どのようなリスクと
副作用があるかについて理解してください。
母親の通院を手伝ってください。
これは、病院への行き来、
薬の管理、透析中の世話など、
さまざまなことを含みます。
彼女の感情的なサポートを提供してください。
彼女は多くのことを経験していて、
あなたのサポートを必要としているでしょう。
彼女が心配していることや
恐れていることを話すように促します。
辛抱強く理解してください。
透析は困難な経験になる可能性があります。
あなたとあなたの母親は、
物事の新しい現実に順応するのに
時間がかかるかもしれません。
あなた自身の世話をしてください。
透析はあなたの母親だけでなく、
あなたにとっても困難な経験になる可能性があります。
あなた自身の世話をし、
十分な睡眠をとり、健康的な食事をとり、
運動するようにしてください。
あなたはこれを乗り越えることができます。
あなたには母親をサポートするためのリソースと
サポートシステムがあります。
ってなアドバイスをくれた
何ていうかAIって心強い
的確だなーーー
これは良いわ
良い相談相手になってくれる
母とタクシー内で色々と話をした
何を食べているのか
1日病院で何をしているのか
調子はどうかとか
洗濯機は治ったのか
歯磨きを1日3度もやるのがめんどいとか
他愛もない会話だったけど
手をぎゅっとされたときは
まだまだ力強いなって思いながら
日常が変わっていく現実を思った
クリニックはとてもきれいなところだったし
車いすで補助してくれた男性スタッフさんは
これから長い間よろしくお願いしますと
頭を下げてた
ああ週3で透析か
時間を延ばせば週2でも良さそうだけど
6時間とか大変そう
まずは4時間で慣らすらしい
元より母の精神は
なんだかそれでも萎れてしまっていて
体と頭だけが健全で
心はまるで萎んで疲れ切っているように思う
どうしたら心が元に戻るんだろうか
でもこういう反応は正常だし
普通のことらしい
新しい現実が始まるのは怖いし
不安に決まっている
それで良いんですよって先生も言ってたし
病院に入院していると
元気がなくなるのは当たり前のことだと
養老先生も言っていた気がする
明日は土日のバイト
がんばってねと母に言われた
母さんも頑張ってねと
来週の日曜日は母の日だから
なにか欲しいものがあるだろうか
お寿司が食べたいと言っていたけど
食べれるようになると良いなと思う
とても不安で怖いのは正常の反応だけど
それでも怖いし不安が付きまとう
何から何まですべてが辛い
看護師さんから透析に関する話を聞いてから
2兄と家に戻ってから
大根おろしをすって
冷凍のそばと乾燥蕎麦を茹でて食べた
美味しかった
これから先どうなるだろうか
先生から何か質問はありますかと
聞かれたけども
何も思いつかなかった
また病院に戻った
来週あたり退院できるみたいで
そのタイミングで透析クリニックに
送迎付きので週3で向かうことになるらしい
どうなるだろう
明日は小諸そばでも食べたい気分
セブンで買った
冷凍の味噌ラーメンを食べようと思ったけど
おろしそばでお腹いっぱい
ずっと前に
1兄が今母が入院している病院に
脚気で入院したときは
毎日母が病院に行ってた
そのころは健脚だったのにな
今はその病院に母が入院してる
来週退院するけども
病院の最寄り駅を出たとき
ふとそう思った
早く家に帰りたいと話してた
その気持ちよくわかる
数年後の自分はどうしているんだろうか
あの時は大変だったね
大丈夫だよと
言える日が来るんだろうか