朝8時ごろに家を出て
団地を見に行った
元実家を眺めて
ああ懐かしい懐かしいと
懐古した
風がとんでもなく強くて
春の嵐のような陽気だった
空は快晴で
自転車は軒並みどれも倒れてた
自転車に乗ったとしたら
一度も漕がずに
目的地に着けるほどの
風の強さだった
向かい風に巻き込まれたら
呼吸が止まるほど
花粉もとんでもない量が飛んでて
目がかゆいかゆい
クシャミが沢山出る
もうすごかった
団地をブラブラ見て回ったけど
外壁に茶色い亀裂が
あみだくじのようにはいってて
老朽化感が半端なかった
あれはあれで味があって良いけど
直下型の震災があったら
どうなるだろうか
外壁だけ崩れちゃうんだろうか
配管も心配
確定申告の用紙と
モンブランのあたりくじを
本局で郵送して
ブラブラと探索してから
図書館に行って
館内の書籍の背表紙を
淡々と見ながら
静かに楽しく時間を過ごせた
知の宝庫を満喫した
すごい居心地が良かった
トイレもあるし
最高の場所だった
この図書館も小学生の時に
ゲゲゲの鬼太郎シリーズを
借りまくった覚えがあって
とてもとても懐かしかった
11時の開店と同時に珍来で
チンジャオロース定食と
レバーのから揚げを食べた
春巻きはなんとなく頼まなかった
レバニラ定食と
酢豚の定食をテイクアウトして
14時から新しい透析クリニックに
見学に向かうので
それに合わせて走って実家にもどった
その際ビニール袋の中で
容器が傾いてしまって
汁が大変なことになってた
ビニール袋の中だったから
気にせずそのまま冷蔵庫にしまった
タクシーで新しい透析クリニックに向かった
そのクリニックはすごい対応が良くて
スタッフも多くて
安心して透析が
出来そうなクリニックだった
母は左肩が痛いと言ってて
筋でも痛めたかもしれない
それがトリガーになって
振動があると
結構痛みが走るらしくて
普段は痛くないけど
動かしたりすると
痛くなるらしい
代わってあげたいけどそれも出来ないので
心苦しい
とにかく新しいクリニックの方は
直感的に
今行っているクリニックよりも
良いような気がした
クリニックを後にした後
強風の最中
タクシーを拾い
くら寿司に行って
寿司をたくさん堪能した
4500円分くらい食べた
母は茶碗蒸しやうどんも食べてた
けっこうおいしかった
お客さんが4組くらいしかいなかった
満腹になって
強風の中またタクシーを拾って
今度は母の散髪をしに床屋さんに向かった
タクシーから降りるとき
二兄が母がもめてて
口喧嘩をしてた
母が出て行けとか
二兄が一人で全部やれば良いとか
言い合ってて
タクシーの運転手さんが
居たたまれなかった
下車するとき
腕を引っ張ったとかで
痛い痛いと母が言っていたのに
強引に引っ張ったか何かで
何だか母が切れて
口喧嘩が始まって
あーあってことになってた
自分は車いすを用意して後ろで
待ってて止めたけど
もう止まらなくなってた
二兄は怒って先に帰ってしまい
自分は母と一緒に
床屋さんに入って
母はたくさん散髪してもらってた
ベリーショートになってた
だいぶさっぱりして
軽くなったらしい
それから車椅子を押して
自販機でほうじ茶やコーヒーや
ミルクティーやぶどうジュースを
母が飲みたがっていたので
それを買ったりしつつ
実家に戻った
車いすから母を降ろして
自宅の椅子に座ってもらったりして
色々と大変だった
二兄と母は
とても本当に仲が悪い
お互い似ているのかもしれないけど
母は二兄が嫌い
それはもうしょうがない
二兄が小さい頃から嘘ばかりついて
遊びで作った借金を
母が全部返したりで
色んな部分で
馬が合わないし
もう無理な感じ
でも二兄がいないと回らない
二兄が色々と透析のことをやっているから
なんとか回っている
二兄は愛情に飢えているらしくて
母に近づくけども
なんかちょっとズレてて
そのズレはもう
治らないし
仕方ない
色々と不満もあるのはわかる
でもそれは二兄がいない時に
愚痴を聞くからと母に言ったけど
どうにもならない
親子だからもういいやって思った
送迎の時に
仕事を全くしていない二兄がいないと
送迎も出来ない
二兄がしなくなったら
自分がするにしても
日中は仕事があるから無理だしってなる
あーあだわ
明日で平日の仕事も終わり
それはそれで開放感もあるけど
悲しいのもある
次を見つけないといけない
あああああああああああああああ
母の右目が
血圧の関係か何かで
出血しているような感もあるし
眼科に連れて行かないといけない気もする
でもおろそかになりそう
今日は有給を取って
一緒にクリニックの見学に行ったけど
自分がいなければ
口喧嘩もしなかったのかもしれない
もうよく分からない
考えてたら酷く眠くなった
2分の1の魔法を見た
こういう兄弟もいるんだなと
精神障害を抱えている二兄には
母の透析のこととか
母とのコミュニケーションは
重荷なような気もする
一生懸命やっているけど
大変だと思う
でも二兄に頼らざるを得ない状況だし
1兄は自宅に引きこもってて何も頼めないし
なんかもう色々としんどい
自分が仕事も何もせず
生活費の振り込みも無かったら
母のことは
自分がやったんだろうけど
そうもいかないし
強風が本当にすごかった
あそこでケンカするとは思わなった
普通に今日1日が静かに終ると思ったのに
人生そううまくいかない
それが常なのかもしれない
タクシーを待っているときも
待っていると車いすの母が乗れない
クラウンタイプのタクシーが
目の前を走り抜けていく
タクシーを待ってないでいると
目の前を母が乗れそうな
大き目のタクシーが走っていく
二兄がトイレに行きたくなり
戻ってくるのを待っているときに限って
母が乗れるタイプのタクシーが走っていく
二兄と母と一緒にいるときは
母が乗れないクラウンタイプの
タクシーばかりが目の前を走っていく
もう笑うしかなかった
人生笑うしかない
こんなことの繰り返しで
いつか終わりが来るんだろうと思う
図書館の居心地は
本当に良かった
あと中華料理がおいしかった
強風がすごくて
思わず笑ってしまった
図書館に置いてあった
なにかの雑誌の表紙が
とてもかわいいと思った
そんな感じで一人でいるときは
気が楽
何もトラブルも起きないから