実家で飼っていた犬が死んだ
15年くらい生きていたみたい
たまに実家に帰った時に一目散に迎えに来てくれて
こっちの鼻をなめまくるから
めちゃくちゃ臭いくなったっけ
すごくかわいかった
耳元や頭を撫でながら
今日はいい天気ですよとか
家で何していたのとか
美味しモノ食べた？
炊飯器って買ったことある？とか
犬からしたら意味不明で
答えようのないことを
たくさん質問攻めしてても
笑顔だったなーー
犬ってしゃべらなくても良いことを知っているから
人の話を頭をかしげながら笑顔で聞いてくれる
頭のいい犬だったな
ちゃんと理屈もわかってくれたし
悲しいことがあるとそばで寄り添ってくれたなー
間が持つんだよね
何かいるだけでもう存在が良い
リビングから用があって洗面台に行くと
どこに行くの？って顔しながら
自分を探しに来たり
犬がうんちしているときに
元気ですか？
って一生懸命話しかけると
すんげーーー苦笑いしながら
こういう時に話しかけないでって顔するんだけど
そこも可愛かったわ
ご飯食べてると
手でさすってきてご飯をねだったりとか
手の中にご飯を入れて
右手と左手どっちでしょうとやると
両方に鼻を突っ込んで来たり
もうすべてがいとおしい
可愛かった
ほんとうに色々なありがとうが止まらない
犬って生き物は嘘はつかないし
人間と違って完璧な生き物だし
混じりってなしの純粋な善の生き物だと思う
そこにいるだけで楽しい
犬からしたら
たくさんストレスを感じたこともあっただろうけどね
最近は体を壊して
呼吸もしずらくて
鼻も利かなくなってきて
食べ物のも食べなくなってたから
寝たきりっぽかったみたい
それでもハチ公みたいに
いつも玄関で人を待っていたんだって
ああああ愛おしい
天国とか信じないけど
今頃そういうとこにいるんだろうか
もっとしてあげられることがあったかもしれない
もっとたくさん遊んであげられたらよかったな
犬は2兄のワンちゃんなんだけど
たぶん悲しみや後悔な気持ちで一杯だろうな
つらいだろうなよなー
悲しい
こういう深い悲しみがあるから嫌なんだよ
こういう経緯になる前は
激しい喜びや楽しいことがあったんだけど
それは深い悲しみや絶望への伏線のようなもので
絶対にセットで襲ってくる
楽しいことと悲しみはセット
僕だったらこんな悲しみは乗り越えられない
植物なような心持で平穏に過ごしたい
ああでも可愛かったな
ゆっくり休んでほしい
いつもそばにいたっけな
胡坐をかいて座ると
脚のところに乗ってきたっけな
ワンちゃんが使ってた毛布とかおもちゃとか
そういう残されたのを見るたびに
またぐっと涙が止まらなくなるんだろうな
自分は飼い主じゃないけど
自分と出会ってなかったら
もっと違った楽しい犬の人生があったかもしれない
って思っちゃうんだよね
ありがとうありがとうって感謝しかない
犬は幸せだったんだろうか
犬の幸せって何だろう
たくさんご飯食べて遊んでてほしい
ブラックジャックを読みながら寝落ちして
朝から栗きんとんと親子丼を作ってモリモリ食べた
